七五三の出張撮影カメラマンの選び方|関東おすすめ4選

七五三の記念を「出張撮影」で残したいと思ったとき。
検索すれば無数のカメラマンが出てきますが、「誰に頼めばいいの?」と迷ってしまう方は少なくありません。

最近は、カメラマンを検索・予約できる仲介サービスも増えてきました。
ラブグラフやフォトワなど、便利なサービスを使えば条件に合った人を簡単に探せるようになっています。

でも一方で、登録されていないカメラマンもあなたの街にたくさんいるのです。
仲介サービスに載っていないからこそ知名度は低いけれど、実際には地域に根ざして活動し、家族に寄り添った撮影をしている人も少なくありません。

そういうカメラマンをどう選べばいいのか?
そこで大切になるのが、カメラマン選びの3つの視点です。

この記事では、その具体的な視点と、さらにその視点を兼ね備えている関東のおすすめカメラマン4名をご紹介します。


カメラマンを選ぶ3つの視点

1. SNSのハイライトだけでなく“納品全体”を見せてくれるか

インスタやSNSに並ぶ写真は、カメラマンが「見せたい一枚」を厳選したハイライトです。
もちろんどれも美しく、心を惹きつけられるのですが、実際にご家族に届くのは数十枚〜百枚単位の「納品ギャラリー」。

つまり、依頼者が手にするのは“ショーウィンドウ”ではなく“フルストーリー”なんです。

ここで大切なのは、そのカメラマンが一日を通してどんな目で家族を見ているのか
「一瞬の笑顔だけを切り取る人なのか、移動中の何気ないやりとりや、子どもが拗ねる瞬間までも愛おしく見てくれる人なのか」──その違いが仕上がりに大きく影響します。

納品全体を見せてくれる人なら、写真のトーンやストーリー感を事前に確認できるので「思っていたのと違った」という後悔を防げます。
問い合わせの段階で「これまでのお客さまへの納品例を見せてもらえますか?」と聞いてみるのは、とても有効なポイントです。


2. 事前打ち合わせで「家族の声」を聞いてくれるか

撮影は当日シャッターを切るだけではありません。
むしろ、どれだけ事前に“家族の声”を聞き取ってくれるかで、当日の流れや写真の温度感が決まると言っても過言ではないでしょう。

たとえば七五三。

  • かしこまった記念写真を中心に残したい
  • 集合写真は1枚あればよくて、あとはもっと親子のささやかなやりとりを残したい
  • 参拝の様子から親戚との食事まで、一日の流れを物語として残したい
  • 子どもが泣き虫だから、無理に笑わせるより“らしさ”を撮ってほしい

家族ごとに大切にしたい瞬間は違います。
それを打ち合わせの中で共有しておくことで、カメラマンは「どこに重点を置いて撮るか」をイメージできます。

逆に、事前打ち合わせを省略すると、当日現場で「これも撮ってほしかったのに…」というズレが生じやすい。
大切なお金と時間をかけるからこそ、“撮影前から一緒に七五三をつくってくれる存在かどうか”をぜひ見極めてください。


3. アルバムやフォトブックをよく作っているか

最後に、一番おすすめしたい視点がこれです。
カメラマンの力量や世界観が最もよく表れるのが、アルバムやフォトブックだからです。

SNSの写真は点、アルバムは線。
アルバムになることで、家族の1日が「物語」として残ります。

朝の支度から、神社での祈り、子どもが草履を脱ぎ捨てて走り出した瞬間、祖父母の笑顔──それらがページをめくる流れの中でつながると、ただの記録ではなく“記憶を呼び起こす装置”になります。

アルバムを多く制作しているカメラマンは、構成力や編集力にも長けており、「家族らしさ」を残す視点を強く持っています。
未来の子どもたちがページを開いたとき、そこに「家族の物語」が綴られているかどうか。
その目線でカメラマンを選ぶと、きっと何年経っても心に残る一冊を手にできます。


関東のおすすめ七五三カメラマン4選

ここからは、上の3つの視点を満たしながら活動されている、関東でおすすめのカメラマンを4名ご紹介します。(順不同)


BGM photography 吉野祥子さん(茨城・つくば)

吉野祥子さんは、茨城・つくばを拠点に活動する出張撮影カメラマン。
写真はほっこりとした暖かさをベースにしながら、スタジオ勤務の経験を活かし「キメるところはしっかりキメる・崩すところは自然に崩す」という絶妙なバランス感覚を持っています。
そのため、自然体の姿も記念らしい1枚も、安心してお任せできます。

多ジャンルでのアルバム制作経験が豊富で、デザインセンスにも定評があり、アルバムコンテストでの入賞歴もあります。
「七五三をただ記録するだけでなく、後からアルバムを開いたときに心が温まる物語として残したい」という方に、特におすすめのカメラマンです。

公式サイト(七五三ページ)
◎Instagram @bgm_photography2023




mihoiimura photography 飯村みほさん(東京・品川)

飯村みほさんは、東京・品川を拠点に活動する出張撮影カメラマン。
一枚の写真からいくつもの物語を想起させるストーリーテリング力に加え、絵画のような深みとシルキーな色味が魅力です。
観察力に優れ、家族の一日を穏やかに見つめながらも、印象的にまとめ上げてくれます。

ご本人も姉妹のお母さんで、自身のこだわりの七五三を経験済み。
だからこそ、事前打ち合わせでは「こんなこと聞いてもいいかな?」という些細な疑問まで安心して相談できます。
子育てと行事を経験した母としての視点が撮影にも温かく反映されており、「家族らしい七五三を安心して残したい」と思う方におすすめです。

◎公式サイト(七五三ページ
◎Instagram @photo.mihoiimura.jp




Biblio Boo photography 長澤和美さん(埼玉・東京)

長澤和美さんは、埼玉・東京を拠点に活動する出張撮影カメラマン。
スクールフォトのバックグラウンドを持ち、どんなお子さんでも自然に打ち解けてしまう包容力があります。
楽しげな声かけで場を和ませ、七五三当日もご家族をあらゆる角度から伸びやかに記録してくれます。

撮影した写真は、まるで映画のように場面の移り変わりを感じさせ、アルバムという形にすると魅力がいっそう引き立ちます。
豊富なアルバムラインナップも特徴で、「写真を飾るだけでなく、一冊にまとめて物語として残したい」というご家族にぴったり。
お子さんの絵をカバーに転写できるオプションもあり、家族だけの特別な一冊を手にできます。

◎公式サイト(七五三ページ
◎Instagram @kazu___ngsw




綴る写真 松原さきこさん(東京)

松原さきこさんは、首都圏を拠点に活動する出張撮影カメラマン。
日常的にフィルムカメラに触れていることもあり、デジタルで撮影してもフィルムライクな質感がにじみ出るのが特徴です。
「綴る」という屋号の通り、平凡に思える家族の日常を、エモーショナルで少し切なく、懐かしい物語へと変えてくれます。

プライベートでも家族のフォトブックを数多く制作してきた“フォトブックラバー”であり、アルバム制作の経験値は群を抜いています。
実際に七五三の撮影でもアルバムオーダーが圧倒的に多く、その仕上がりは「家族の歴史を綴る本」と呼ぶにふさわしいもの。
写真をただ残すのではなく、ページをめくるごとに物語を体験したい方におすすめのカメラマンです。

◎公式サイト(七五三ページ
◎Instagram @tsuzuru_shashin




七五三をお願いするときのコツ

ここまで関東のおすすめフォトグラファーをご紹介しましたが、実際に七五三を依頼するときには「どう伝えるか」も大切です。
撮影は当日だけでなく、事前準備や家族の話し合いからすでに始まっています。

たとえば、こんなポイントを整理しておくと、打ち合わせや当日の流れがぐっとスムーズになります。

  • 絶対に残しておきたい具体的な1枚は?
  • お支度中に撮ってほしい「今だけの姿」は?
  • 祖父母との写真はどんな割合で残したい?
  • 撮影中のポーズ指示は希望?それとも自然体を優先?

こうした希望を前もって話し合っておくだけで、フォトグラファーとの相性や撮影スタイルのマッチ度がぐっと見えやすくなります。
「写真を撮る」こと以上に「どう過ごしたいか」を共有することが、満足度の高い七五三撮影につながります。


百穀レンズの撮影について

百穀レンズでも、この記事で紹介した3つの視点を大切にしています。

  • アルバム納品の実績多数:データのみの七五三撮影は行っていません。毎年たくさんのアルバムを制作し、家族の1日を物語として残しています。
  • 事前打ち合わせを丁寧に:撮影日までを一緒に楽しむ“作戦会議”を行い、当日を迎えるプロセスも大切にしています。
  • 納品ギャラリーを誠実に:SNS映えの1枚だけでなく、家族らしさを感じられる全体をスライドショーにまとめてお届けしています。

七五三シーズンも、ご予約がすでに埋まりつつあります。
岐阜を拠点に、東京・京都・関西・松本・長野、さらに北海道など遠方にも出張していますので、地域を問わずご相談ください。

「わが家らしい七五三を残したい」と考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。