七五三の出張カメラマンの選び方|中部・北陸おすすめ3選

七五三の記念を「出張撮影」で残したいと思ったとき。
検索すれば無数のカメラマンが出てきますが、都市部に集中していることも多く、『名古屋や静岡、富山など中部エリアでは誰に頼めばいいの?』と迷ってしまう方は少なくありません。

最近は、カメラマンを検索・予約できる仲介サービスも増えてきました。
ラブグラフやフォトワなど、便利なサービスを使えば条件に合った人を簡単に探せるようになっています。

でも一方で、登録されていないカメラマンも中部エリアの街にたくさんいるのです。
仲介サービスに載っていないからこそ知名度は低いけれど、実際には地域に根ざして活動し、家族に寄り添った撮影をしている人も少なくありません。

では、そういうカメラマンをどう選べばいいのか?
そこで大切になるのが、七五三の出張撮影カメラマンを選ぶ3つの視点です。

この記事では、その具体的な視点と、さらにその視点を兼ね備えている中部(名古屋・静岡・富山・岐阜)のおすすめカメラマン3名をご紹介します。


カメラマンを選ぶ3つの視点

1. SNSのハイライトだけでなく“納品全体”を見せてくれるか

インスタやSNSに並ぶ写真は、カメラマンが「見せたい一枚」を厳選したハイライトです。
もちろんどれも美しく、心を惹きつけられるのですが、実際にご家族に届くのは数十枚〜百枚単位の「納品ギャラリー」。

つまり、依頼者が手にするのは“ショーウィンドウ”ではなく“フルストーリー”なんです。

ここで大切なのは、そのカメラマンが一日を通してどんな目で家族を見ているのか
「一瞬の笑顔だけを切り取る人なのか、移動中の何気ないやりとりや、子どもが拗ねる瞬間までも愛おしく見てくれる人なのか」──その違いが仕上がりに大きく影響します。

納品全体を見せてくれる人なら、写真のトーンやストーリー感を事前に確認できるので「思っていたのと違った」という後悔を防げます。
問い合わせの段階で「これまでのお客さまへの納品例を見せてもらえますか?」と聞いてみるのは、とても有効なポイントです。


2. 事前打ち合わせで「家族の声」を聞いてくれるか

撮影は当日シャッターを切るだけではありません。
むしろ、どれだけ事前に“家族の声”を聞き取ってくれるかで、当日の流れや写真の温度感が決まると言っても過言ではないでしょう。

たとえば七五三。

  • かしこまった記念写真を中心に残したい
  • 集合写真は1枚あればよくて、あとはもっと親子のささやかなやりとりを残したい
  • 参拝の様子から親戚との食事まで、一日の流れを物語として残したい
  • 子どもが泣き虫だから、無理に笑わせるより“らしさ”を撮ってほしい

家族ごとに大切にしたい瞬間は違います。
それを打ち合わせの中で共有しておくことで、カメラマンは「どこに重点を置いて撮るか」をイメージできます。

逆に、事前打ち合わせを省略すると、当日現場で「これも撮ってほしかったのに…」というズレが生じやすい。
大切なお金と時間をかけるからこそ、“撮影前から一緒に七五三をつくってくれる存在かどうか”をぜひ見極めてください。


3. アルバムやフォトブックをよく作っているか

最後に、一番おすすめしたい視点がこれです。
カメラマンの力量や世界観が最もよく表れるのが、アルバムやフォトブックだからです。

SNSの写真は点、アルバムは線。
アルバムになることで、家族の1日が「物語」として残ります。

朝の支度から、神社での祈り、子どもが草履を脱ぎ捨てて走り出した瞬間、祖父母の笑顔──それらがページをめくる流れの中でつながると、ただの記録ではなく“記憶を呼び起こす装置”になります。

アルバムを多く制作しているカメラマンは、構成力や編集力にも長けており、「家族らしさ」を残す視点を強く持っています。
未来の子どもたちがページを開いたとき、そこに「家族の物語」が綴られているかどうか。
その目線でカメラマンを選ぶと、きっと何年経っても心に残る一冊を手にできます。

アルバムを頼まない予定だとしても、アルバムを組めるカメラマンかどうかが大事だということです。


中部のおすすめ七五三カメラマン3選

ここからは、上の3つの視点を満たしながら活動されている、名古屋・静岡・富山・岐阜など中部エリアでおすすめの七五三カメラマンを3名ご紹介します。(順不同)


ameri photography 杉本愛さん(愛知・名古屋)

愛知・名古屋を拠点に活動する愛さんは、2024年までは相模原を拠点に多くのご家族を撮影してきた経験があり、地域をまたいでたくさんの実績を重ねてきました。

彼女の魅力は、男の子でも女の子でも「かかっておいで!」と元気なノリに120%で応えてくれる楽しい雰囲気。そして、普段から「アニマルボネット撮影」という動物の耳の帽子を使った撮影会も開催しており、日常をちょっと特別な物語のように切り取るセンスにあふれています。

また、インスタグラムではアルバムやパネルなどおすすめ商品の紹介や、インスタライブでの情報発信も積極的。データだけで済ませてきた方も、「こんなふうに形にできるんだ」とワクワクしながら選べる体験ができるのも愛さんの大きな魅力です。

公式サイト(七五三ページ)
◎Instagram @ameriphoto_ai




snuggle photography 藤本祥子さん(静岡・磐田・豊田)

静岡・磐田を拠点に、名古屋や豊田近辺まで幅広く活動している出張撮影カメラマン。
写真は、ふわっと爽やかな風が吹くような柔らかさと、見る人を心地よくさせるトーンが特徴です。

幼稚園でのお仕事経験があり、子どもとの関わり方にも自然と慣れているため、
お母さんの声に丁寧に耳を傾けながら、お子さんを包み込むように見守ってくれます。
七五三のお支度から撮影までを大切にしてくれるので、家族の「1日の物語」をしっかり残してくれる安心感があります。

アルバム制作も人気で、水色・ピンク・白など藤本さんらしい淡いカラーバリエーションは、やわらかな写真世界とぴったりマッチ。
「わが子の七五三を、穏やかなカメラマンに優しいトーンで残してもらいたい」という方、特に静岡で七五三撮影を検討している方にはおすすめです。

◎公式サイト(七五三ページ
◎Instagram @snuggle_photography




旅する寫眞店 水上わかなさん(富山・高岡)

富山で七五三撮影を検討しているなら、ぜひおすすめしたいのが「旅する寫眞店」の水上わかなさん。
心のこもったお祝いの一日を、瑞々しく切り取ってくれます。

水上さんは人物だけでなく植物や風景の撮影も得意。七五三のギャラリーには、家族の表情や集合写真だけでなく、その家族が暮らした空気感や身近な環境まで美しく映し出されているのが特徴です。
背景をやわらかくぼかした凛とした写真は、思わず飾りたくなるような一枚に仕上がります。

七五三では一番人気のフォトブックもぜひご検討を。子どもが成長してからも大切に見返したくなる「家族の歴史の本」を作ってくれるだけでなく、「こんな風に残せるんだ」と選ぶ楽しみまで与えてくれるのが水上さんの魅力です。

◎公式サイト(七五三ページ
◎Instagram @hitotoki_shasin




七五三をお願いするときのコツ

ここまで名古屋・静岡・富山・岐阜といった中部エリアのおすすめフォトグラファーをご紹介しましたが、実際に七五三を依頼するときには「どう伝えるか」も大切です。
撮影は当日だけでなく、事前準備や家族の話し合いからすでに始まっています。

たとえば、こんなポイントを整理しておくと、打ち合わせや当日の流れがぐっとスムーズになります。

  • 「絶対に残したい瞬間」はどこですか?(ご祈祷・お支度・集合写真など)
  • 「今しか見られない姿」はありますか?(草履の足取り・お調子者の笑顔・姉妹の抱っこ姿)
  • 祖父母や親戚と撮りたい写真はどんな雰囲気ですか?(かっちり集合写真か自然な会話シーンか)
  • 撮影スタイルはどちらが好みですか?(リードしてほしい or 自然体をそっと残してほしい)

こうした希望を前もって話し合っておくだけで、フォトグラファーとの相性や撮影スタイルのマッチ度がぐっと見えやすくなります。
「写真を撮る」こと以上に「どう過ごしたいか」を共有することが、満足度の高い七五三撮影につながります。


百穀レンズの撮影について

百穀レンズもまた岐阜を拠点に、名古屋・静岡・富山など中部エリアはもちろん、東京や北海道まで全国に出張しています。
どこで撮影する場合でも、この記事で紹介した3つの視点を大切にしながら、ご家族の物語を残しています。

  • アルバム納品の実績多数:データのみの七五三撮影は行っていません。毎年たくさんのアルバムを制作し、家族の1日を物語として残しています。
  • 事前打ち合わせを丁寧に:撮影日までを一緒に楽しむ“作戦会議”を行い、当日を迎えるプロセスも大切にしています。
  • 納品ギャラリーを誠実に:SNS映えの1枚だけでなく、家族らしさを感じられる全体をスライドショーにまとめてお届けしています。

七五三シーズンも、ご予約がすでに埋まりつつあります。
岐阜を拠点に、全国にも出張していますので、地域を問わずご相談ください。

「わが家らしい七五三を残したい」と考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。