岐阜の産後ケア体験談|こうのとり助産院での宿泊レビュー

写真:百穀レンズ(こうのとり助産院にて)

産後ケアって本当に必要?宿泊型のメリットとは?

「産後ケアってどんなもの?」「宿泊までしなくても大丈夫では?」と考えている方もいるかもしれません。

実際、私も 1人目・2人目のときは産後ケアを利用せずに乗り切りました。でも、今回3人目で初めて宿泊型産後ケアを利用して、「なんで今まで使わなかったんだろう!」 と思うほど、その価値を実感しました。

特に、宿泊型の産後ケアにはこんなメリットがあります。

  • 赤ちゃんのお世話に集中できる環境がある(ご飯・掃除・来客対応を気にしなくていい!)
  • 助産師さんが24時間そばにいる安心感(授乳や育児のちょっとした不安もすぐに相談できる)
  • 体の回復に専念できる(家にいるとどうしても動いてしまうけど、ここならしっかり休める!)
  • 産後のストレスが圧倒的に少ない(ただ「赤ちゃんかわいい」と思える時間が増える!)

「宿泊型産後ケアって気になるけど、どうなんだろう?」と迷っている方へ、今回は 私が実際に岐阜県美濃市の「こうのとり助産院」で宿泊型産後ケアを利用した体験談 を詳しく紹介します。

書き手:
ニューボーン・フォトグラファー
百穀レンズ・田中佳奈


産後ケアを利用しようと思った理由

写真:百穀レンズ

私が産後ケアを検討したのは、 「真冬の豪雪地帯での出産」 だったからです。

  • 実家や義実家のサポートが期待できない(雪で移動が困難)
  • 夫は家にいるが、 生活のための除雪作業 で手一杯になる
  • 3人目の出産で、 上の子2人の育児も並行 しなければならない
  • 2人目出産時の経験から、 産後の精神的・体力的負担を減らしたかった

こうした理由から、「最初のバタつく期間だけでも助産院でお世話になりながら、ペースをつかみたい」と思い、宿泊型の産後ケアを利用することにしました。



こうのとり助産院を選んだ理由

郡上市の宿泊型産後ケアの助成対象となっているのは、「郡上市民病院」「こうのとり助産院」 の2つ。

この2つの選択肢から、私は 「できるだけアットホームな環境で過ごしたい」 という理由で、こうのとり助産院を選びました。

私はこれまで3人とも助産院で出産しており、病院のような環境よりも 「和室に布団を敷いて過ごすような、家庭的で温かい雰囲気」 のほうが落ち着くと感じていました。

また、距離的にも

  • 市民病院よりは遠いが、
  • 出産したゆりかご助産院よりは近い

という位置関係だったため、特に大きな懸念もなく決めました。



実際の滞在|どんなケアを受けた?

私は 出産した助産院を退院後すぐ(生後5日目)から6泊7日 でお世話になりました。

助産院で受けたケア

  • 新生児の健康チェック&体調管理(生後5日目だったため、こまめに診てもらえた)
  • 私の体調管理(産後の身体の回復を助けるケア)
  • 沐浴をすべてお任せ(できるだけ身体を休められるよう配慮してくれた)
  • 育児のリフレッシュ&アドバイス
    • 3年ぶりの新生児育児だったので、忘れていたことを思い出せた
    • 助産師さんたちが育児グッズのアドバイスをくれた(参考にして入院中に買い足し!)


助産院の環境や食事の魅力

とにかく美味しい&栄養満点のご飯!

  • 毎回ボリュームたっぷりなのに栄養バランスが抜群
  • 煮込み系や豆料理、炊き込みご飯など、家ではなかなか作れないものがお盆いっぱいに!
  • 何が好きか、食べたいか、食事の量はどうかと、個別に調整してくれる
  • 夜食がある!(授乳でお腹が空く時間に、小さなおにぎりや和菓子がつく)

助産師さんの対応|お母さんこそ休まなきゃいけないという雰囲気

私は普段「大丈夫です、自分でできます!」と言ってしまうタイプですが、助産師さんたちは 「お母さんが休むことが最優先」 という考えで接してくれました

「これまで本当に頑張ってきたんだから、今はお母さんが休む番ですよ」というスタンスで、 押しつけがましくなく、それでいてしっかり支えてくれる 雰囲気がとても心地よかったです。



産後の心と体の変化と、助産院のサポート

写真:百穀レンズ(こうのとり助産院にて)

産後は 「今日のご飯どうしよう」「部屋が汚いから片付けないと」「来客が来るのかな?」 など、考えることがたくさんありますよね。

でも、助産院では 「赤ちゃんがかわいい」「ご飯が美味しい」 という 本当にシンプルな幸せ だけを考えられる時間がありました。

この時間があったからこそ、退院後に家族に対しても 「もっと優しく接しよう」 と思えたし、今でも前回の産後よりも 穏やかに過ごせている 実感があります。



こうのとり助産院の産後ケアをおすすめする人

  • 病院ではなく、アットホームな環境でゆっくりしたい人
  • 助産師さんと気軽に話しながら産後を過ごしたい人
  • 心と体をしっかり休めたい人


「ここがもっとこうだったら…」と思う点

写真:百穀レンズ(こうのとり助産院にて)

大きな不満はないですが、強いていうならば寝泊まりする部屋以外に気軽に使えるラウンジスペースのような場所あるとよかったのかもしれません。とはいえ、基本的にずっと好きで布団に横になっていました(笑)

市の制度として「もっとこうだったら嬉しいな」という点を挙げるなら:

  • 産後1年を超えても継続的にケアが受けられる制度があれば助かる
    • 郡上市では 産後1年間で最大6泊7日 のケアが受けられる制度があるが、1年以降の助成はな痛め、産後2年目以降も受けられるような制度があれば嬉しい
  • 上の子の預かりサービスがあれば助かる(対象外のため断念した経験あり)


岐阜で産後ケアを探している人へ|チェックポイント

産後ケアを検討するときは、まず 自治体の助成制度を確認 してみてください。利用料や利用可能な施設は自治体によってさまざまです。宿泊型産後ケアの助成を行っていない自治体もあります。

  • 宿泊型 or 日帰り型?
  • 費用はどれくらいかかる?助成はいくら?
  • 自分に合った環境かどうか(病院 or 助産院など)

ちなみに、郡上市民の利用料金は以下の通り(2025年時点)で、6泊7日で28,000円でした。

宿泊型:1日につき4,000円
デイサービス型:1日につき2,500円(1日5時間以上の利用)
訪問型:1回につき1,500円

※市民税非課税世帯及び生活保護世帯の方は無料。(申請が必要です。)

【中濃地域の自治体の産後ケア事業一覧】
・関市 こちら 
・美濃市 こちら
・美濃加茂市 こちら
・可児市 こちら
・郡上市 こちら
・坂祝町 こちら
・富加町 こちら
・川辺町 こちら
・七宗町 こちら
・八百津町 こちら
・白川町 こちら
・東白川村 こちら
・御嵩町 こちら

宿泊型の産後ケア産後ケアを利用することで、 「ママが回復し、家族全員が穏やかに過ごせる時間」 がきっと、生まれます。

「こんな理由で使うのは甘えかな…」と思わずに、少しでも気になったらぜひ利用してみてください!

大変お世話になり、ありがとうございました。
こうのとり助産院のウェブサイト こちら
こうのとり助産院のインスタグラム こちら



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百穀レンズのニューボーンフォトは、眠らせた赤ちゃんをお包みで巻いてポーズさせるスタイルではなく、ご家族がいつものように赤ちゃんに接したりお世話をしている様子を撮影するスタイル。

赤ちゃんを囲む家族の愛情や、日常のふとしたふれあい、授乳や抱っこ、兄弟との触れ合い……

「生まれてきてくれてありがとう」と思う気持ちが、そのまま写真に。何十年先も見返したときに、あの日の温もりがよみがえるような写真をお届けします。

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